人事&就活

40代サラリーマンの初めての転職 退職理由と転職活動報告

41歳になるぼくが、初めての転職活動をしています。

ぼくの職業は「人事」です。仕事では採用も携わっているので面接はプロ。

管理職となり最近は面接人数も減りましたが、新卒だと多い年は300名ほど、中途は年間50名ほど面接してきました。

人事として中途採用にも携わってきたものの、実際に自分で活動してみて、応募者の目線を初めて本気で知ることができました。

人事の気持ちと応募者の気持ちが両方わかるのってすごく面白いですね。

そんなぼくの初めての転職活動を共有するとともに、見えていきた転職活動の方法をお伝えしていきます。

ちなみにこの記事を書いている段階では、転職はしておらず、仕事をしながらの転職活動を2ヶ月経過したところです。

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筆者はFラン大学出身の人事歴約15年のサラリーマン。社員数約1,600名の会社で人事マネージャーをしています。

転職活動を始めた理由

きっかけ

「40代で転職?やめた方がいいよー」なんて周りの方は思うでしょう。

社内の人ももしぼくが辞めると聞いたら驚く方はめちゃくちゃ多いと思います。

おかげさまで人事という仕事をさせていただいて、多くの社員と関わり、人事としても一定の評価を頂いていると自負しています。

社内の人から見たら一定の出世街道のレールに乗っていると思われているでしょう。

ぼく自身も転職をすることは今までほとんど考えてきませんでした。

そんなぼくが転職を考えた理由

①担当役員と考えが合わない。ややパワハラ気味。

②ブログを始めたことで見える世界が広まった。

③自分自身のアップデート。

①担当役員と考えが合わない。ややパワハラ気味

面接などではストレートに話しませんが、担当役員と考えが合わないんです。

歳を重ねたせいか、別に理由があるのか、かなりワンマンチックになってきており、自分が思ったことが「正」。

自分の意見と違うと机上の空論、現場を無視した正論を振りかざし論破してきます。

社内で圧倒的な権力を持っている、学歴や知識も豊富のため、この人に対し物を言える人がほとんどいない状態なのです。

かれこれ10年以上一緒に働いてはいるので、いろいろ分かっているつもりです。しかし、身近な人間に対してはさらにきついのです。

在宅勤務をネガティブにしか考えられない。社員を信用していない。コロナに対する意識も低い。

人事担当役員として、考えが古くてアップデートできていないのです。

この役員も60歳は超えていますが、あと10年は続けそう。

そんな人の下で40代という大事な時期を我慢しながら働くってどうなのか?と感じるようになりました。

②ブログを始めたことで見える世界が広まった

ブログを始めたことでTwitterやYouTubeなどでいろいろな人の意見や働き方を知るようになりました。

また、コロナもあって、働き方が多様化しています。

全く転職なんて考えていなかったものの、1度きりの人生だし、我慢せず新たな道に進むチャレンジもいいのでは?と思うようになりました。

それまでは転職すると「新たな人脈作りが大変だよなー」「転職失敗したらどうしよう」と敬遠してきましたが、成功者の話を聞いて、あまり難しく考えない方がいいと思うようになりました。

それにチャレンジしないと何も始まらない。すべて自分次第だと思うようになりましたね。

③自分自身のアップデート

今の会社でそれなりにやっていれば、それなりに仕事はしていけるでしょう。

しかし、前述しましたが、一度きりの人生。保守的にいくのはつまらないと思うようにありました。

悩んでいる時に村上臣さんの「転職2.0」という本を読みました。

転職ってマイナスじゃないんだ。海外では転職は一般的で、自身のアップデートをした人が勝ちなんだと思うようになりました。

この本を読んで気持ちがすっと楽になりました。

この3つの理由がセットとなり転職活動を始めることになりました。

といっても、まだ転職することが絶対というわけではありません。

現在の会社でも仕事は一生懸命やっています。そのため、楽しいことややりがいも感じることはあります。

ですので、転職が絶対というわけではなく、自分が今よりも良い環境で働ける、やりがいを持って働けると行く会社に巡りあった時にだけ転職するつもりです。

ちなみに奥さんにも話はしていて、意外と簡単に応援してくれました。

転職活動2ヶ月間の活動報告

カジュアル面談:2社

書類選考:6社 (結果)合格:2社 不合格:4社

面接:2社 (結果)合格:0社 不合格:2社

結果から見ると、全くダメですね。

人事マネージャーをしているので正直余裕でしょ!なんて思っていましたが甘かったです。

書類選考で不合格は凹みました。

さらに最初の面接での不合格時はもっと凹みました。

ですがくよくよしてても仕方がない。この理由を自分なりに分析してみました。

企業選びの条件

ぼくの企業選びの条件はこんな感じです。

①ビジネスモデルやサービスに独自性があるかどうか。

②社会に大いに貢献できる会社であるか。

③成長性を感じるか。

④従業員数500名以下

⑤人事労務系の職種(上流工程を含む仕事)

いろいろな企業の求人票やHPを拝見しました。

最初は大手中心で見ていましたし、今までの経験から現在の会社規模と同様またはそれ以上の従業員数の会社からヘッドハントを受けることもありました。

でも、なんかワクワクしないんですよね。

掘り下げて考えてみたら、自分で考えて行動を起こしていくことが好きなんです。

そのため、大手だと形が決まりすぎていて、だったら今の会社の方がまだいろいろな事を知っているし、多くの仕事ができると思いました。

そのため、従業員数が500名以下。応募した企業で一番少ないところは60名程度の会社もありました。

IPOを目指す会社も多かったです。

これから成長していく企業で自分自身も一緒に成長していと考えました。

ただ問題なのが、3つ。

①年齢が合わない。

②プレーヤーを求めており、しかもベンチャーやIPO経験者を求めている会社が多い。

③年収レンジが合わない。

私の軸にマッチしている企業だと、ぼくのような人材はややミスマッチであり、20代や30代のもっとプレーヤー的人材が望ましいようです。

もちろんぼくもプレーヤーでいいと思っていますが、現在の仕事内容からするとイメージと合わないみたいなんです。

1社本当に魅力的な会社があり、面接でも盛り上がったのですが、年収が今よりも200万円ほど下がるようで、さすがにそれは厳しく、こちらも一定額までは譲歩するような話をしましたが折り合わず、見送りとなってしまいました。

事業が魅力的だったので、お金の面で見送りになったのは残念ですが、しかし、ぼくも奉仕ではないので仕方ないですね。

面接を受けたのは2社なのですが、言い方が変ですが「おもしろい」。

今まで面接をする側だったので、ある程度の質問は想定範囲です。

ただ面接官であるぼくとは違った角度から質問するときや、面接の進め方などは勉強になります。

なんて楽しんでいてはダメで、もっと自分をしっかりと伝えないといけません。

新卒の学生にもアドバイスしていますが、面接後に質問の回答が適切であったか、どう答えるのが正解だったかなどPDCAを回しています。

そのため徐々に考えや伝えたいことも整理され、いい感じになってきています。

そんな転職活動は人材紹介、wantedly、直接応募を主に行っています。

これは、人事ならではの目線があります。

本当はそれについても書こうと思っていましたが、長くなりますので別記事にすることにします。

そちらも合わせてご覧ください(まだ書いていません)。

おすすめ本

最近読んだおすすめの本をご紹介します。

<FACTFULNESS(ファクトフルネス)>

多くの人が誤ったものの見方をしており、この本では事実に基づく世界の見方を教えてくれます。ボリュームがありますが、30代以上のビジネスマンは一度読むべき本だと思います。

<1%の努力>

ひろゆき氏が好きというわけではありませんが、読んでみました。ひろゆき氏の思考は面白いし、もっと気軽に考えればいいんだと後押ししてくれる本でした。

まとめ

ほぼ日記のような記事になってしまいましたが、40代のサラリーマンが転職をしようと思ったきっかけ、そして決断する想いが参考になれば嬉しいです。

最近は現職で私がPMとなるプロジェクトを始めてしまい、そちらが忙しくてやや転職活動の熱が下がってきています。

しかし、完全にストップしているわけではないので、果たしてこの先どうなることか。

また、近況を報告させていただきます。

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