41歳にして初めての転職活動を体験。
人事の仕事をしているので、媒体やエージェントのことは理解していたものの、リアルな応募者目線で見ると新たな発見も多いですね。
今回は、おじさんの転職活動のおすすめ媒体やエージェントの活用方法をお伝えしていきます。
ちなみに、アフィリエイト目当てで偽りのおすすめを紹介しているブログもありますが、今回の記事では本当に使っているものしか書きませんのでご安心ください。
筆者はFラン大学出身の人事歴約15年のサラリーマン。
社員数約1,600名の会社で人事マネージャーをしています。
40代の初めての転職活動
冒頭でもお伝えしましたが、41歳にして初めての転職活動です。
なぜこのタイミングで転職活動をしているのか。
その理由は別記事にしていますのでそちらをご覧ください。

転職活動の第一ステップ
オーソドックスな求人媒体
まず転職活動をする際にみなさんが思い浮かぶのは「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」など大手求人媒体ではないでしょうか?
20代や30代の転職だったり、未経験の方々などはこちらの媒体も有効でしょう。
しかし、おっさんにはあまり役立ちません。
掲載されているのは、未経験可の求人や保険会社、不動産会社、小売系など、正直いつも募集している企業ばかり。
あまりここで探すことはイメージしなくていいでしょう。
しかーし、登録は必須です。
なぜならスカウト機能があります。
自分の基本情報や職務経歴などを登録しておくと思わぬ求人情報を得る可能性もあるのでまずは求人媒体に登録しましょう。
スカウト型の求人媒体

求人媒体といっても、前述したようないわゆる求人広告とは異なる媒体も多く存在します。
何が異なるか?
スカウト・ヘッドハンティングがメインの広告媒体です。
企業だけではなく、提携している多くの転職エージェントが自身のプロフィールをチェックし、スカウトしてくれます。
慣れていない人はイメージつかないかもしれませんが、転職エージェントは無数にあり、転職エージェント側もこのような求人媒体を利用できる仕組みになっているのです。
具体的には、有名な「BIZREACH(ビズリーチ)」は、応募者と企業、応募者と転職エージェントを繋ぐサイトとなっているのです。
実際に私も「BIZREACH(ビズリーチ)」に登録していますが、頻繁に企業またはヘッドハンター(エージェント)からのメッセージが届きます。
そこには具体的な企業の紹介もあれば、まずは面談しましょうと言った内容が書かれています。
そうすることで自分を評価してくれている企業や頭になかった企業と出会えることが多くなります。
実際にぼくが利用している媒体
ブログなどで紹介している場合、アフィリエイト報酬があるものを紹介しているケースが多いので注意です。
ぼくは本当に利用している媒体をご紹介しますね。 (別ページで開きます)
この中でメインで利用しているのは「BIZREACH」「ミドルの転職」「CAREER CARVER」です。
どれもスカウト型がメインの求人広告です。求人検索もできると思いますが、ぼくはあまり利用していません。
40代の転職であれば、この3つを登録していればある程度のスカウトや求人情報は入ってきます。
転職活動の第二ステップ

エージェント(人材紹介)・ヘッドハンターを活用しましょう。
言葉はいろいろありますが、どれも企業からの依頼を受け、マッチする人材を探す代行サービスです。
実際にぼくも人事として活用しています。
正直、昔のように求人媒体に掲載し、応募を待っているのは非効率。運に身を任せている状態です。
求人が多い現在ではあまり効果的ではないため、企業としてはエージェントに依頼し、求める人物像にマッチする人を探してもらいます。
企業としては、ミスマッチ人材の書類選考や面接をする必要もないし、実際に入社が決定するまで費用がかからないので依頼するハードルが低いのです。
ということで40代の転職活動のメインは人材紹介型になると思います。
エージェントの登録方法はいくつかあります。
主要なエージェントは自ら登録するといいでしょう。例えば「リクルートエージェント」「doda転職エージェント」など。
先程もお伝えしたようにエージェントは無数にあります。大手もあれば、個人でやっている会社もあるでしょう。
大手だろうと小規模だろうと、いかに自分にマッチした企業を紹介してくれるかが大切です。
もし、先ほどの「BIZREACH(ビズリーチ)」経由で、名前も聞いたことのないエージェントからメッセージが来た場合も、良い求人案件だったり、熱心なエージェントであれば利用していいと思います。
当然利用にはお金が掛かりませんので。
転職エージェントは、企業からお金をもらう仕組みになっています。成功報酬型なので、あなたがとある企業に内定し、入社をしたらその時点で紹介手数料が発生する仕組みです。概ね想定年収の30%~35%です。年収500万円なら150万円も企業がエージェントに払うことになります。
高いと思いませんか?でもこれが人材採用の現状です。
実際にぼくが活用しているエージェント(別ページで開きます)
この中でメインで利用しているのは「リクルートエージェント」「パソナキャリア」です。
キャリアアドバイザーとの面談も実施し、希望も伝えたことで、ある程度希望のに近い求人を紹介してくれています。
キャリアアドバイザーとの面談は実施していないものの「dodaエージェント」は登録したことで、多くの求人情報を提供してくれ、求人数も多く個人的には情報収集としてはかなり重宝しています。
非公開求人も多数あるのでぜひこちらから確認してください。
転職サイトに掲載されていない【非公開求人】の紹介を受ける方法は?
「パーソルキャリアエグゼクティブ」「ビースタイルスマートキャリア」はBIZREACHなどの求人媒体に登録していたことでメッセージをいただき、特定の企業を紹介してくれました。
実際には単発のご紹介で、そのときは最終的にご縁がなく、またマッチする企業が出たら紹介するということでその後は特に連絡なしです。
正直エージェントなんてあまり期待してはいけません。応募者(私たち)は商品なのです。
商品に価値があれば一生懸命動くし、自分の得意分野と違う人材であれば手を引くこともあります。
前述しましたが、大手だからいいということはなく、担当者次第。いかに熱心なキャリアアドバイバーに巡り会えるかが大事です。
可能な範囲で面談(オンライン可)を行い、担当者に自分の強みや要望を伝え、仲良くなりましょう。
転職活動の第三ステップ(wantedly編)

ベンチャーや成長企業が多いですが、wantedlyは使った感想としては意外といいです。
今回の転職においては、成長企業などで自分の経験を活かしたいとも思っており利用してみました。
給料や待遇などの条件ではなく、やりがいや環境で求人者と求職者をマッチングする、新しいカタチの媒体です。
Wantedlyの募集は給与・待遇の記載がNG。 社風や方針、共に働く社員を知り、その活動に興味を持った求職者に応募してもらう “共感採用” を目指しているそうです。
人事の仕事をしていて思うことは、いかに優秀な人材でも転職した際に社風や文化に合わず退職するというケースが多いのです。
そのミスマッチを防ぎやすい媒体だと思います。
実際に各企業のページを見てみると会社のストーリーや記事が投稿されており、社風がイメージしやすいです。
また、カジュアル面談という、面接より前に話を聞きたいという気軽なアプローチができるのも特徴です。
ぼくも1度だけ利用しました。初めてだったのでどのような流れか不安でしたが、面接ではないのでお互いに気軽に話ができ、いい機会となりました。
参加する際は質問を準備しておきましょう。
面接ではないから志望動機などは聞かれませんが、どのような希望を持っているのか、どのような仕事をしてきたかなどは聞かれる可能性は十分あるので軽くは準備しておいてください。
応募したい場合はその後に必要書類を送り書類選考がスタートするという流れです。
Wantedly経由は合格率が高い!?
少し裏側の話ですが、同じ求人でも企業からすると「Wantedly経由」と「エージェント経由」では採用コストが変わってきます。
どちらが安いかというとWantedlyです。
こちらは掲載する際にコストかかるタイプなので、採用できればできるほど費用対効果が高くなります。
それに比べエージェントは、1人採用する毎に紹介手数料が年収の35%ほどかかります。
できれば企業としてはWantedlyが嬉しいんですよね。企業によって考えは違うので、絶対とは言えませんが、同等の評価であればWantedly経由の方を採用することになるでしょう。
最近は採用コストを抑えるスカウト型のダイレクト採用やリファラル採用が増えています。
このあたりはまた別の記事で書きたいと思います。
ぜひ登録し利用してみてはいかがでしょうか?
まとめ
- 役立つ媒体は「BIZREACH」「ミドルの転職」「CAREER CARVER」
- エージェントを有効活用する
- Wantedlyを活用することで幅が広がる
40代で転職は難しいでしょ?と考える人も多いと思いますが、ミドル人材が不足している企業は多くあります。
今の会社でそのまま働くことは正解ですか?一度きりの人生チャレンジしませんか?
まずは企業を知って話を聞いてみることから始めてみましょう。