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【転職の思考】「転職は悪」は言い訳 今の会社で本当にいいの?

40代に突入し、転職を考えるようになりました。一般的には40代での転職は遅いですよね。

しかし、転職は20代の良さ、30代の良さ、40代の良さそれぞれあると思います。30代の頃と比べ物にならない判断力やマネジメント力、そして自信がついたかな。

転職は考えてますが、今の会社に残ることも考えています。

そんな悩みの中でいくつかの本を読みました。

40代に限らず転職の思考は同じです。

今回は佐藤優さんの「転職の思考法」という本で共感したことや、そこから感じたことを記事にしていきます。

ichi

筆者はFラン大学出身の人事歴約15年のサラリーマン。
社員数約1,600名の会社で人事マネージャーをしています。

「転職は悪」は言い訳

本の中で「転職が悪だというのは、新たな選択肢を手に入れる努力を放棄した人間が発明した姑息な言い訳に過ぎない」という言葉があった。

ドキッとした。

今まで、転職を悪だとは思っていませんでしたが、転職を考えるようなことはほとんどありませんでした。

その理由のひとつは、仕事に満足していたから。それなりに評価を得てポジションも任されているから。

だったら何をドキッとするの?それだったら全然いいんじゃない?と思いますよね。

しかし、それは全くの嘘ではありませんが、自然とそう言い聞かせていた自分がいたような気がします。

本音では、上司や会社の嫌なところがたくさんある。でも一定の評価はされているし、メンバー関係もいい、人脈もあるので自然と我慢をしていました。

コロナ禍で、いろいろな環境が変わり、家族との時間や人生について考えるように改めてなりました。

40代になり、将来も考えるようになりました。

転職って、新しい良い未来が待っているのかな?でも不安が勝り、行動する努力をしていない自分がいます。

「これじゃダメだ!」と今年に入り、転職するかは別にして、転職活動を始めました。

まだ転職するかは決めてないけど、ほかの会社のことを知ること、ほかの会社の人と話すことがすごく面白い。

自分の会社の良さもわかるケースもあるし、自分の会社が劣っている部分もわかる。

そして自分の市場価値もわかる。

転職をするかは悩んでいても、知る努力は必要だと体験してすごく感じる。

まずは一歩踏み出してみよう!

仕事が楽しくない人はお金で買われている!?

今の仕事は楽しいですか?やりがいを感じていますか?

やりがいを無視して楽しくない仕事をする。これはすごく簡単なことです。

多くの人は生活のため、仕事への愛着で今の仕事を続けています。

しかし、給料が半分になったら転職しますよね?

これからの時代は嫌々ながら仕事を続けていく人は減っていく可能性が高いそうです。

テクノロジーが進化したら、作業は減る。そうなったときに人は考える仕事や技術が大切になる。

好きな仕事、やりがいに感じる仕事で専門性を高めプロになる。

そういう人が重宝されます。

好きな仕事を見つけましょう。

やりたいことがある人はほんのひと握り

好きな仕事、やりたいことがある人はほんのひと握りで、やりたいことがないのが当たり前なのです。

簡単には見つかりません。

でもどんな人でありたいか。どんな状態でありたいかを考えてはどうでしょう。

ぼくも自分の仕事を整理しました。

何をしている時が楽しいか。苦痛であるか。

どんな人だと思われたいか、どういう環境で仕事がしたいか。

そうすると少しづつ見えてきます。

日頃は何も考えていないので気づかないと思いますし、少し時間がかかるかもしれませんが整理していくと少なからず方向性が見えてきます。

ぼくも方向性が出るまでに2ヶ月~3ヶ月ぐらいはかかりました。

面接で話をすることで気づいたこともあります。

転職を考え出した途端に今の仕事がスムーズに行く

転職を考え出し「辞めてもいいんだ」と思ったら、急に気楽になり、変な気遣いが少なくなりました。

そしたら仕事がスムーズに行ったり、上司からの圧も気楽に受け止められるようになりました。

このようなケースは多いようです。

「今の会社に残ってもいいかも」

転職活動あるあるです。

今の会社の方が人脈もあるし、それなりの評価もある。転職の不安もある。

でもこれは逃げだと本書では言っています。

その時は目的に立ち返ること。

きっと少し経つと同じ気持ちになるでしょう。

失敗が怖い

転職の一番の恐怖は「失敗」ですよね。

今の会社なら我慢していけば無難に過ごせる。

でも転職すればお給料も増え、やりたいことができる可能性がある。逆に今以上にひどい状況になる可能性もある。

怖い。

ある本の中で、死ぬ間際に後悔しないようにすることが大切と書かれていた。

そうだよな。

一度きりの人生で、窮屈に我慢して生きていく。決してダメとは言わないけど、自分の種を潰して生きていくことってなんかさみしい。

成功する人は、大抵リスクを取ってチャレンジした人である。

チャレンジしないことはとても簡単だけど、チャレンジしなければ進まない。

この本を読んで響いた言葉

選択が失敗かどうかはあくまで事後的にしかわからない。だからこそ失敗につながる唯一の条件は「覚悟を決めるべきときに覚悟を決められないこと」

腹をくくり決断した人間には長い目で見ると失敗などない。誰に笑われても、馬鹿にされても何度でも立ち上がり前を向けるから。

伸びている市場に身を置け。その上で自分を信じろ。

本の紹介

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

「with/afterコロナ」時代にも役立つベストセラー、20万部突破! ! 「転職する前に読みたかった」「大切な人に推薦したい」など反響の声、続々!

転職に必要なのは、情報ではなくその情報を判断するための「思考の軸」なのだ、というのが本書のコンセプトです。ぜひ口コミも見てみてください。

<おまけ>転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

この本も読んでとても参考になりました。転職・キャリアについて新たな常識を教えてくれて、後押ししてくれる本です。

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まとめ

この記事を書いている段階では、ぼくは転職を悩んでいます。

しかし、この記事を書いていて、自分自身に伝えているような気がします。

目的に立ち返り、腹をくくろうかな。

じゃないときっと同じことを繰り返し、後悔しそうな気がします。

会社で退職する人を見ると置いて行かれたような気分にもなる。

今の環境が全てじゃないんですよね。

ぜひ、自分の好きなこと、楽しいことを仕事にして公開のない人生にしましょう。

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