こんにちは、ichiです。
ぼくは、宅地建物取引士資格試験に2度不合格となっています。
そして2018年、3度目の挑戦で「41点」で合格しました(その年の合格点は37点)。
ぼくは、不動産業界で働いている訳ではないので、実務経験もないですし、民法に必要な法律の知識もありません。そして、仕事をしながら勉強だったので、なかなか苦労しました。
3度受験し、失敗も成功も経験しているぼくだからこそ分かる勉強方法や合格への近道をお伝えしていきます。
宅建試験の受ける理由と失敗談
宅建試験を受ける理由
なぜ不動産業界で働いているわけではないのに「宅建」を受けるの?とよく聞かれました。
深い理由はなくて、単純に興味があったのと、学生時代にあまりマジメに勉強をしてこなかったので、何か国家資格をとっておきたい、何かあった時に役立つかもという思いで受けました。
不動産会社に転職つもりは一切ないです。
正直、今のところ資格を役立てる場面はないのですが、不動産投資に興味があるので、将来間違いなく役立つと思っていますし、何より国家資格に合格したという達成感や自信はすごく付きました。
それにちょっと良かったのが、会社の上司・部下から「自己啓発を頑張っている」とか「仕事も忙しいのにすごい」みたいな、ちょっとした尊敬の目を向けていただけて、イメージアップしたような気がしています。(気のせいかもしれませんが)
失敗談
冒頭でも書きましたが、2度不合格になっています。
3年連続で受験したわけではなく、1度目は2000年(学生時代)、2度目は2013年とかなり間が空いており、毎回勉強をスタートする際は知識がほぼリセットされており、1からのスタートでした。
宅建試験って資格試験では珍しく、年に1度しか試験日がないので、もし不合格になるとリベンジできるのは最短で1年後なんです。
大学受験でもないし、不合格後さらに1年間モチベーションを維持するのは本当にキツイです。
1回目に受験したときは、大学でいくつかの資格の案内があり、その中で少し興味を持った宅建試験をなんとなく申し込んでしまったのです。
なんとなくな気持ちじゃダメですよね。すぐに遊びに夢中になり、ほぼノー勉強で受験し、問題を読んでも全く意味が分からなかったことを鮮明に覚えています。完全に勘で4択を12門正解させました。ほぼ確率通りですね。
これはもはや受けたといってはいけないレベルです。
そして2回目は、本屋さんでLECの出る順シリーズの「合格テキスト」「過去問題集」を権利関係・宅建業法、法令上の制限それぞれ購入し、完全独学で勉強しました。
その年の合格点「33点」に対し、ぼくの点数は「31点」ともう少しといったところでした。
これは本当に悔やまれ、モチベーションが維持できず、連続受験はしませんでした。
しかし、点数は惜しかったものの、あまり理解しておらず、暗記に近かったですね。そのせいで、次に勉強スタートするときも、記憶がリセットされていましたね。
宅建試験を受けるなら、1発で合格する意識で行かないとダメです!
合格したときの勉強方法(おすすめ)

2018年、5年ぶりに受験してみようという気持ちになりました。
これで最後という気持ちで、自分に甘えが出ないように、会社のメンバーに受験することを「公言」したのは、良かったです。
あなたも、まずは自分を追い込むところから始めてください。
勉強を開始したのは、6月中旬。試験まで約4ヶ月とかなり遅いタイミングでした。これは、おすすめしません。
できれば年明けから、遅くてもゴールデンウィークからは始めたほうがいいです。
今までは参考書を買って、完全独学で勉強してきましたが、正直理解できていないところが多く、頭にしっかり入っていませんでした。
そのため、完全独学は無理と諦めました。
考えてみれば、人によっては資格試験の学校で、高いもので20万近い金額を払って勉強されている方もいるわけで、そんな中、業界未経験のぼくが参考書で独学で合格しようなんて甘かったと思います。
いろいろ調べたのですが、通信講座はLIVEやアーカイブで授業を視聴したり、質問ができたり、直前講座があったり、模試があったりとプログラムがすべてセットされているのですが、値段が10万円以上と高かった。
そんな時に見つけたのが、TACの「宅建士独学道場」
あれ?独学?と思うかもしれませんが、こちらは基礎的な部分の「動画講義」が視聴できる、独学と通信講座の中間的な内容でした。
しかも値段が約30,000円。そんなに高くない。
結果、これがぼくにはハマりました。
ぼくの合格までの勉強方法はこちら。
- 権利関係、宅建業法、法令上の制限の動画を視聴
- 同時に過去問集を解く
- 市販の予想問題テストを実施
- YouTube動画を視聴
- TACの直前模試を受験
動画視聴
時間を有効活用するために動画はすごく便利で、満員電車で参考書は開けませんが、スマホで動画なら見れます。
必ずしも動画を見る必要は無く「聴く」だけでもOKです。
ハマった理由の1つは、今まで完全独学で勉強してきましたが、文章を読むだけではよく理解できていなかったことが多くありました。
しかし、動画で講師が説明してくれると、非常にわかりやすいのと、耳から入ってくるのでスムーズに理解でき、進捗スピードが早くなりました。
今流行りの「オーディオブック」も脳科学的に効果があるなど言われていますよね。市場規模も拡大しているようで、まさにこれと同じです。
本当に動画での視聴は良かったです。これがなかったら受かっていなかったです。
もう1つは、効率化です。
当時のぼくはわりと仕事が急がしく残業も多い、でも睡眠は確保したい、そして休日は家族サービスもしたい。といった資格取る気ある?みたいな状態で、なかなか勉強に割く時間が取れませんでした。
そこで約45分の通勤時に、ほぼ毎日動画を1.25倍速または1.5倍速で見ていました。全動画を3周は見ましたね。
通勤時間以外でも昼休みも視聴していました。これは毎日ではありませんでしたが、週に2、3回は行っており、短時間でもスキマ時間ができたらやる意識は持っていました。
過去問集
ぼくは時間がなく、過去問集は2周+苦手なところをもう1周という感じでしたが、おすすめは3周+苦手なところはもう1周がオススメです。
宅建試験は、出題範囲や各テーマからの出題数、傾向などが決まっているので圧倒的に過去問の繰り返しが、合格への近道です。
これは合格者の皆さんが口を揃えて言いますよね。
市販の予想問題テスト
過去問だけだと、暗記で覚えてしまっている部分もあるので、予想問題を解くことは、苦手な部分の再確認が出来てよかったです。
また50問を一気に受ける練習になりました。
間違ったところは、解説をしっかり読み、暗記するのではなく理解するように時間をかけてインプットしました。
YouTube動画
それと意外と良かったのが、YouTubeです。「宅建」で検索すると、いくつかのチャンネルが出てきます。
TACの動画学習をしていましたが、違った視点や、違ったポイントを伝えてくれる動画もあり、不足していた部分を補填してくれました。
しかしYouTubeは今やいろいろなチャンネルが出来すぎて、参考ならないものも多く出現しているので注意です。
直前模試
最後にTACの直前模試を受験しました。これは、当日の雰囲気をつかむためや実力を確認するためにも絶対に受けたほうがいいですね。
もちろんTACである必要はありません。
この模試の結果はまさかの「27」でとてもショックを受けましたが、これが良かったです。追い込みに力が入りました。
というように、宅建試験は勉強方法を間違わなければ合格できます。
意外と大切 最後の5問
宅建試験の最後の5問は、不動産業に従事している方で登録講習を受けた方は「免除」になる部分です。
ぼくは、不動産業に従事していないので、当然免除なし。
この5問つい手を抜きがちですが、問題の焼き直しが多いので、直前でいいのでしっかりやってください。ここで点数を取れるか取れないかが合格の分かれ道になることも多いです。
最低3点は取りたいですね。
おすすめ講座<3選>

ぼくの受験から数年たち、講座やスタイルも充実してきています。そこで、今のぼくなら、これで勉強するというおすすめ講座を紹介します。
オンラインでの資格講座が年々充実し、羨ましいです。
ぼくが今、勉強するならという目線でおすすめ講座を3つご紹介します。
スマホ・PC等で学べるオンライン資格講座
「STUDYing(スタディング)」
今、真っ先におすすめしたいのが、
スタディング 宅建士講座
受験者の3大悩みの「時間がない」「わからない」「お金が無い」を解決していて、急成長していますね。
- スキマ時間で学べる!
- 初心者でもわかりやすいビデオ/音声講座
- いつでもスマホやタブレットで基本問題・過去問を練習できる!
- 過去を分析した効果的な教材
- 圧倒的な低価格 ¥18,500(税別)めちゃくちゃ安い

生涯学習のユーキャン
誰もが知っている「ユーキャン」以前は高いし、昔ながらの講座の印象がありましたが、オンライン講座もリニューアル。
動画講義やwebテスト、デジタルテキストがスマホやPCから利用でき、スケジュールや課題管理・弱点対策までを搭載。
「STUDYing」に比べれば、値段は高いものの、資格学校の講座と比べると、この質でこの値段は安いです。安心して学習したい方にはオススメです。
- 信頼の開講実績30年以上!
- 安心の教材
- テキストや動画講義をスマホやパソコン、タブレットから閲覧可能!
- 学習サポートも充実
通信教育のフォーサイト
『通信教育の専門校』として、受講生数数は27万人を突破。
合格率もトップクラスの実績の「フォーサイト」。
実績もあり、受講生の評判もいいですね。
- 受講生の合格率は全国平均の4.21倍!
- カラーで図解も多い「記憶に残る」テキスト
- 動画品質も高く、スマホ、タブレットも利用可能
- 担当講師のフォローあり
- 不合格の場合は受講料全額返金プランあり
まとめ
今、宅建を受けようと悩んでいるのであれば、迷わずチャレンジしましょう。
ある人から聞いた話ですが、「人が死ぬ前に一番後悔することは、挑戦しなかったこと」らしいです。
行動しないと前には進みません。
宅建試験は、勉強を間違わなければ、合格できる試験です。
- 周囲に宣言する
- 動画を視聴し、理解の効率化を行う
- 過去問を解きまくる
独学は時間がかかります。ぼくのように、時間を無駄に使わないでください。
効率的に勉強し、そして余計なお金を掛けず、合格を目指してください。
ぜひ1発合格を目指しましょう!
今日はここまで。